光岡の家
HOUSE OF TERUOKA
竣工・2022年11月
所在地・大分県日田市
構造規模・木造2階建
延べ床面積・92.74㎡/28.05坪
施工・ザイツ建築
屋根・瓦葺
外装壁・35mm厚杉板貼り
軒裏・杉野地板上小節
内装天井・よしベニア
内装天井・AURO自然塗料塗り
内装壁・AURO自然塗料塗り
内装壁・桧板貼り
土間・炭モルタル
床・フローリング桧材
床・畳貼り
おおいた木の良さを生かした建築賞2023 入賞
大分県日田インターから、車で5分程度の距離に建つ「光岡の家」は周辺は果樹園や畑など小高い丘陵地のロケーション。
日田市は寒暖の差が大きく、雨量も多い地域。夏は最高気温が全国1位になることもある。
そのような気候の日田市において、周辺ロケーションの自然を隔絶することなく、快適な空間を作り出すことがこのプロジェクトの大きい課題だった。
南面は果樹園で、ロケーション的に良く、将来的に建物が建つ心配もないため、大きく開きたい。前述した日田の夏の日射を遮るため、軒の出を1350mmと深く出すことでその問題を解消した。また、屋根断熱、屋根の通気層、瓦葺きのおかげで、直接的な熱を建物内に入れないことで、真夏日でもエアコン無しでもヒンヤリと、まるで神社に入ったような感覚を覚える。冬は深い軒先からでも、太陽高度が下がるため、室内に陽光が入り込み、昼間はエアコンいらず。
24時間床下換気システムの「澄家」を取り入れることで、床下を17度に保つことで、建物内を年中一定の温度を保ってくれる。それを実現する為に、高い断熱性能が必要となってくる。薪ストーブを入れるので、そこまで高気密にこだわらず、「中気密、高断熱」でパッシブで快適な空間が出来上がった。そのためエアコンは1階と2階に1台ずつの最低限で、あくまで暮らしの補助的なスタンスである。
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